こんにちは!企画・開発担当のK_NAGAMIです。
原型を手掛けた谷明さんより、
ハイファ・ブリンガーについてコメントが届きました。
今回もいかに高いモチベーションで造型されていたか、熱く語っていただいてます。
是非、ご覧くださいませ。
製作・文:谷 明(株式会社OZ)
こんにちは!OZの造型師、谷明です。
Z.A.P.からのミラージュマシン3連弾!ハイファ•ブリンガーを製作しました。
前作グリット•ブリンガーを製作した時点で、おおよそハイファもくるだろうと予測されていただろうと思います。実際およそ6割は共通、もしくはベースになりえるパーツです。
実作業はグリット•ブリンガーがほとんどまとまったあたりから、それをベースに始めています。Zbrushによるデジタルモデリングにしてから同時並行作業がやりやすくなったのもあって、ハイファで進みながら「あ、やっぱここはこっちのがいいかも」とグリット•ブリンガーとハイファ•ブリンガーでお互いにフィードバックしながらの製作は、もし本物のGTM開発があったなら互換性とかそういうのもこんな感じなのかなー、と思いながら作ったりしてました。
実際に作ってみて似て非なる物、って箇所が脛の装甲パーツ。
見た感じグリットとハイファは部分的にちょっと違うように見えて実は製作上はアウトライン以外にもディテールも同じに見えてほぼ作り直しなんですよ。
まあそこで出来るだけ流用で楽をしようとも思わないし、わずかな違いを取り込める方が満足度が高いので、同じように見えるところは同じように、わずかに違うところは違うようにグリットとハイファのパーツを重ねながら作りました。これが出来るのがデジタルの強みですね。
ハイファもグリットもとにかく下脚部の開放構造が新鮮なデザインでめちゃかっこいい!ここをカッコよく仕上げられなくてどうしようか!
っていう意気込みでした。開放構造は放熱のためだし、こことここは動きそうだな…とかとか考えつつ。ミラージュマシンだし放熱構造共通性考えると…と思ってたらデザインズ7でアンクルクレーン基部とありましたね!
いやあおもしろい!
グリットを造りながらハイファもスロースタートしたんですが、ノッてきたのもあって、いつのまにかほとんどグリットに追いつくような形に。
この時点で両騎ともだいたい1、2週間の違いで完成できるかなーという感じなところに連載で突然のハイファ見開き!しかもあのシーンのオマージュ!!それまでにベラ攻防戦のフェイスも2種類作ってはあったんですが、設定デザイン版、ベラ戦のカイダ、ブラフォードの両騎とも違うヨーンの乗ったハイファのフェイスマスク。これは作るしかないですネ。
フェイスだけじゃなく頭部周り形状の解像度はそれまで以上、胸部、肩回りもより形状の情報がはっきりした形に描かれていたので、これはもう絶対にこの形にしたい!と。
造ったらやはりかっこいい…さらに濃い味が出ました。
というかグリットもアンアテナホーンがさらにブラッシュアップされたりでもうこの時は両騎とも「改修~!改修~!!」ってなってました。
さすがにこの後はもう黒騎士との一騎打ちだし出番はないだろうなー、と思ってたら両腕のフライヤーがグリットのタイプになったブラフォードのハイファが…「改修ー!!!」とまあスケジュールギリギリまで本編の情報盛り込んだハイファ•ブリンガーです。
以上、谷明さんによるGTMハイファ・ブリンガーの原型製作記でした。
なおハイファ・ブリンガーは、現在
アワートレジャーYahoo!店ハイファ・ブリンガー【通常版】
アワートレジャーYahoo!店 ハイファ・ブリンガー【スペシャル版】
で予約受付中です。
2025年3月31日(月)受注締め切り
となりますので、まだ予約されていない方は、この機会にぜひ宜しくお願い致します!!
K_NAGAMI
©EDIT
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