声優・モデラーの五十嵐浩子氏によるアッセンブル・ヒロインズ　アスカのキット製作記

こんにちは！企画・開発担当のK_NAGAMIです。
今回は
アッセンブル・ヒロインズ式波・アスカ・ラングレー【Summer Queens】
を声優、そしてモデラーでもある五十嵐浩子さんに製作、レビューしていただきました。
是非ご覧くださいませ。

アッセンブル・ヒロインズ　式波・アスカ・ラングレー【Summer Queens】

製作・文：五十嵐　浩子

初めまして。
声優・モデラーの五十嵐浩子と申します。
今回アワートレジャーさんの『半完成品・組み立てフィギュア』アッセンブル・ヒロインズ　式波・アスカ・ラングレーを作ってみました！！
私の感想ですが、このブログで興味を持ってもらえたら嬉しいです。

●『半完成品・組み立てフィギュア』って何？

アワートレジャーさんのサイトの商品説明には、『頭部のみ塗装済み、その他の部分は未塗装・未組立で肌色や水着色他2カラー成形キット』とあります。
どういうことかと言いますと

箱をあけると、このような状態で収納されています。

頭部はこのように塗装済みです。

フィギュアのキャラクターの顔を描くなんて、初心者にはとっても難しいですよね？
描くなんてもちろんのこと、デカールだって貼る位置がなんかうまくいかなかったりすると変になっちゃうし・・・推しには可愛くいてほしいもの。描いてあって助かります！！

身体と水着も成形色で色は着いています。
ですので、組み立てるだけでもイメージに近い仕上がりになります。

そして素材もフィギュアはPVC、台座はABSなので、プラモデル製作で使えるものが使えます。

●一般的なプラモデルと違うと感じたところ

プラモデルは、ランナーに繋がっているので切らないといけませんが、フィギュアなので元々すべてのパーツがバラバラになっています。
切らなくていいということはニッパーなどの道具がいりません。
そして切るとゲート跡が残ってしまうので、きれいに見せたい場合はやすったりして処理が必要ですが、そういった処理も必要ありません。

道具が何もなくても組み立てられます！！

●アスカフィギュアの製作レビュー

早速私も作ってみました。水着と頭のインターフェイス部分を、白に塗装、その上からデコパッチして可愛い花柄にしてみました！！

デコパッチとは、薄い紙をちぎってのりで貼るだけの北欧のデコレーションツールです。
木・ガラス・金属、平面から球体まで素材や形を問わず、貼ることができます。
紙が薄くて成形色が透けてしまうので、白を塗ってから貼っています。

水着の色が違うだけでこれだけ印象が変わります。
水着だけ、ばらせるので塗装も楽ちんでした。

手と足の爪にマニキュアも塗りました。

あと、フィギュアとは全く関係ありませんが、土台が真っ白なのはなんか寂しいので、水着だし、波打ち際にしておきました。

●この製品を作る際に難しかったところ、大変だったところ

頭部は塗装済みなので、インターフェイスを別の色にしたい場合はマスキングをしなくてはなりません。わたしは、水着とインターフェイスの色柄を合わせたかったので、マスキングして白に塗装、デコパッチも貼りました。
奥まっているのもあってやりにくかったのですが、可愛くなりました！

●こんな人におすすめ

・推しのフィギュアの全塗装してみたいけど、1から全塗装するのは時間や技術的に難しい方。
・そこまで本格的にフィギュアを塗装するつもりもないけど興味はある方。
・とにかく推しに好きな色の服などを着せてみたい方、
・完成品を買うより組み立てる工程があることで愛着を沸かせたい方

などなど、幅広い間口でいろんな方の要望に応えられるキットではないかと思います。

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五十嵐　浩子（いがらし　ひろこ）東京都出身
声優・モデラー
出演作品：「蟲師」しげ・「ヒャッコ」古囃独楽・「ダンボール戦機ウオーズ」篠目アカネ他
ガンダムベース東京　ガンプラマイスターのまいすたーらしことして活動
Twitter　@rasico