ザ・ウルトラマン「メロス」の開発経緯について

こんにちは!企画・開発担当のK_NAGAMIです。

いよいよ「TSUBURAYA ワンダーフェスティバル 2019」も今週末!
そこで今回はザ・ウルトラマンのメロスについてです。

私も少年時代よりウルトラシリーズが大好きで、社会人になってからも趣味として完成品TOYやガレージキット等、買い集めていました。
そのような中で長年、なかなか欲しいものに巡り会えないヒーローがいました。
漫画版「ザ・ウルトラマン」のメロスです。

ウルトラの国、ウルトラ族が壊滅的にやられてしまい絶望的な中、突然あらわれて圧倒的な強さを誇ったメロスの活躍は衝撃的で、数十年たった今でもファンとしての思いが小さくなることがありません。
内山まもる先生によるコミックは本当に魅力的で、描かれているウルトラマンが絶妙にカッコ良く、ストーリーもファンにはたまらないものだったと思います。

そのようなことで自分自身、メロスの立体物が欲しいと胸に秘め、焦らず、でもいつか必ず!という思いを持ち続け、この度、ついに商品化を実現できました。
そしてせっかく、商品化許諾のチャンスをいただけたのだから、ファンである自分が
「これはどうしても欲しい!」
と思えるものにしたいと考えました。

それであるならヒロイックな造形で最高峰と評価され、それでいてザ・ウルトラマンをよく理解されている方でもある造形作家・毒島孝牧(ブスジマックス)さんに何が何でも原型を担当していただかなければ!と当時、強く思った次第です。

そして、そして幸いなことに快く引き受けていただけることになり、じっくりと時間もかけて、ご覧の通り出来上がりました。

毒島さんのセンス・造形力は圧倒的すぎるので、私レベルではそうそう口出し出来るものではなく、製作中、基本的に余計なことは言わないように…と思っていましたが、そのような中でもちょっとだけ提案はさせていただいたりもしていました。

例えば後頭部の頭頂から体にかけてのヒレ状のものは大きめに…これは内山まもる先生の描かれているウルトラマンの特徴の一つと思ってまして…。

あとは鎧の脱着を操作する左腕のブレスレットはスーツの内側にあるという解釈で…実は毒島さんは内側と外側の2パターン作っていただいたのですが、コミック本編での描写と、また普段のカットではブレスレットがまったく目立っていないことから内側にあるという解釈で表現したいと考えた次第です(勿論、版権元様にも提案・相談した上で正解かどうかはともかく、了承いただいています)。

あとは概ね毒島さんによって形作られていますが、ただ版権元様もとても想いのある方だったようで、監修時に色々アドバイスをいただいてます。
こうして出来上がった次第ですが、いかがでしょうか?
沢山のメロスファンの方に喜んでいただけるものになっていると幸いです。

次回は「TSUBURAYA ワンダーフェスティバル 2019」で販売する「メロス」レジンキット版の組立説明書の公開でキット内容を紹介したいと思います。

最後に前回も告知したようにアワートレジャーは
12/14日(土)に東京ドームシティ プリズムホールで開催される
TSUBURAYA ワンダーフェスティバル 2019』に出展し
このメロスのレジンキット版を販売致します。

是非、当日は
1-01-01 「アワートレジャー」ブース

までお越しいただき、お求めくださいませ。
宜しくお願い致します!

K_NAGAMI

©円谷プロ

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