アッセンブル・ヒロインズ『式波・アスカ・ラングレー』の水着色替えにチャレンジ!

こんにちは!企画・開発担当のK_NAGAMIです。
よく「アッセンブル・ヒロインズの半完成品フィギュアって、実際どんな感じなの?」という声をいただきます。
そこで今回、式波・アスカ・ラングレー【Summer Queens】のテストショットで、プロモデラーの線香亭さんに水着の色替え作例をかねてレビューしていただきました。
是非ご覧くださいませ。

 


 

なるべく手をかけず、俺だけのアスカを手に入れる!!

製作・文:線香亭

どうもお久しぶりです! 線香亭です!!
こちらのブロクには随分前にお世話になってるんですが、皆様すっかりお忘れのことと思います。今回は半完成品・組立フィギュアキット

アッセンブル・ヒロインズ 式波・アスカ・ラングレー【Summer Queens】

の作例を担当することになりました。
あまりなれないフィギュア製作ですが、ひとつ張り切ってまいりましょう!!

さて、このアッセンブル・ヒロインズシリーズですが、言わずと知れた半完成品の組立式フィギュアとなっています。
といってもパーツ数はわずか。各接合部の形状も間違いが無いように考慮されているので、組み立ては簡単です。

はい、組みあがりました。その間わずか数分。これだけで誰にでも簡単に俺だけのアスカが出現します。
でも、ちょっと待て。
「このシンプルなパーツ構成なら、水着の色替えなんかも簡単にできるんじゃないか? しかもシャドウなんか入れちゃったらもっと俺だけのアスカになるんじゃないか?」
なんて考えちゃうのはモデラーの性というもの。思い立ったらやらずにはいられないので、早速水着の色変えにチャレンジしてみましょう。

 

水着の色変えにチャレンジ!

このキットでは水着と腕輪部分が別パーツとなっていますから、そのパーツを塗装してしまえば良いのですが、塗装に備えてパーツに持ち手を付けておかなければなりません。

パーツに接合用のダボが付いている場合は市販の持ち手ツールを使って持ち手をつけます。

「じゃあ挟むところのないパーツはどうするの?」という場合は両面テープと割り箸などを使ってパーツに持ち手をつけます。

これで塗装の準備はOK。

今回はなるべく簡単に、見栄え良く“俺だけのアスカ”を作ろうというコンセプトですので、サーフェイサーもプライマーも使いません。

 

水着の塗装はしっかりと美しい発色で

いよいよ塗装、となるわけですが、ここでひと手間。下地に白を塗っておきます。
使用したのはガイアノーツのEXホワイト
こうすることで、この上に重ねる水着の色の発色がぐっと引き立ちます。

続いては水着の色の調色です。
今回はがらりとイメージを変えようということでライトグリーンを選択。
基本となるのはガイアノーツのエメラルドグリーン
EXホワイトをほんの少し加えて明るめに調色しました。

続いては水着のハイライト色を作ります。これは先ほど調色したグリーンにさらに白を足してやればOK。

ハイライト色を用意出来たら、光が当たりそうな部分に軽く吹き付けます。
今回は『なるべく簡単に』がコンセプトなので、おおらかな気持ちでハイライトを乗せています。
リボン等、白を残すパーツにはシャドウ部分に薄めに解いたクリアブルーを細吹きしました。
こうすることで違和感なく全体の印象を整えることができます

リボン部分は白(EXホワイト)でいきました。これで水着の色替えは終了。どうです、簡単でしょ?

 

ボディのシャドウは『ウェザリングマスター』で入れる

ここまでやったらボディにも何か手を加えたいなぁ…
ということでシャドウを入れてより立体感のある仕上がりを目指すことにしました。
いつもならクリアー系の塗料を細吹きするところなんですが、今回はひとつ趣向を変えて
タミヤのウェザリングマスター
を使うことにしましょう。

使用するのはウェザリングマスター《Hセット》
一番左のペールオレンジをシャドウ色として入れていきます。

 

使い方は簡単。付けたい色を付属のスポンジや筆にとってパーツにこすり付けるだけです。
今回はより細かな部分にいきわたるように細い筆を使って使用しています。
イメージとしてはドライブラシなんかに近いかな?

ここで問題になるのが「パーツのどの部分にシャドウを入れるのか?」ということ。
これは意外と簡単で、『パーツのへこんでいる部分プラスα』で大丈夫です。

例えば『へこんでいる部分』はこのあたり。

 

『プラスα』部分の代表は手足の先。指の先端にシャドウを入れておくと良い雰囲気になります。

 

もちろん胴体にもシャドウを入れておきます。骨格や筋肉の隙間や胸の谷間などがシャドウ入れのポイント。

ここまでやればそれなりに見栄えがしてきます。
仕上げはエアブラシを使ってフラットクリアーを全体に吹きつけておけば、ウェザリングマスターのパウダーが剥がれてくるのが防げます。

全体に吹き付けたフラットクリアーが乾いたら爪を塗っておきましょう。細かい部分ですが、この作業で完成後の見栄えがぐっと良くなります。
使用したのはガイアノーツの
クリアーホワイトクリアーレッドです。調色したクリアーピンクを面相筆を使ってチョイチョイと塗っていきます。
どうです、かわいいでしょ?これで塗装作業は終了。いよいよ組み立てます!

 

接着はどうする? 組立作業のコツ

全ての塗装が終了したらいよいよ組み立て。と、ここで担当のNAGAMIさんよりリクエストがありました。
「初心者の方でもはみ出したりせずに、きれいに接着する方法ってありませんか?」
ふうむそうですか。ではきれいに仕上がる方法を考えましょう。

接着剤がはみ出さず、きれいに接着するコツは「適量の接着剤を付ける」こと。
この“適量”が厄介で、しっかりパーツがくっ付いてはみ出さない量となると、なれるまでは難しいかもしれません。
そこで今回は接着剤の種類も含めて考えてみました。

いつもなら瞬間接着剤でチョチョっと付けちゃうんですが、今回は
コニシのウルトラ多用途SU(クリアー)
を使用します。
この接着剤は完全硬化までの時間は24時間となっていますが、実際には2~3時間くらいで固定されますからご安心を。硬化時間が長いのであせらず作業できますし、はみ出したらエナメル系の溶剤で拭き取ることもできます。

とはいえ“適量”はやはり大切。爪楊枝などを使ってダボの先端部分に近いところに薄く塗りつけておき、周囲に接着剤が付かないように慎重に組立てていきます。

 

いよいよ完成。俺だけのアスカ

組み立て終わればいよいよ完成。思いの外いい雰囲気に仕上がりました!!

いかがでしょう? 随分雰囲気が変わりましたね。
否がおうにも愛着が増しますね。今回も楽しんで製作させていただきました。
皆さんも是非自分だけのアスカ製作に挑戦してみてくださいね!!

 


以上、線香亭さんによる
アッセンブル・ヒロインズ式波・アスカ・ラングレー【Summer Queens】
製作記でした。

本アイテムは現在も鋭意開発を続けており、今回はテストサンプルを使用しての作例となっています。そのため頭部もまだ試作段階のものを使用しており、厳密には製品とは異なります。最後までブラッシュアップを続けていきますのでご期待ください。

またアッセンブル・ヒロインズ式波・アスカ・ラングレー【Summer Queens】

5月7日(火)がメーカー受注締切となります。
確実に手に入れたいお客様は、是非ご予約をお忘れになりませんよう宜しくお願い致します!

K_NAGAMI(永見浩士)

※画像は開発中のサンプルをもとに製作したもので、実際の製品とは異なります。

©カラー

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