こんにちは!企画・開発担当のK_NAGAMI(永見浩士)です。
前回に続いて『1/20ファッティー宇宙用改造パーツセット』&『1/20ファッティー アップデートパーツセット』についての2回目です。
(前回「1/20ファッティー『宇宙用改造パーツセット』&『アップデートパーツセット』について」はコチラ)
今回も勿論、原型製作を担当した岬光彰さんに解説していただきます。ご覧ください!
■原型製作について~その2~
前回の『アップデートパーツセット』用の頭部に続き首周りについて。こちらはいわゆるロールゲージという方法で、大昔からある「トリメ加工」という技術をポリパテ工作に応用した工作法で作っています。
手加工で、円や球体等を作るのにとても便利な方法です(自著のスクラッチビルドマニュアル1でも紹介しております)
次に胸ハッチのバララント文字の部分について。こちらは別パーツとして作っています。
バララント文字型のスタンプを作りシリコンバリアーを塗って、瞬間接着パテを盛りつけ文字の形にスタンプし、硬化後スタンプを外して、薄く削ってはめこむパーツを作っています。
以上、一部ですがファッティーの原型の製作工程についてでした。
TV版・OVA版、ベースキットのペールゼン・ファイルズ版と、全体のフォルムやディテールを詳細に検証するとそれぞれにかなり違いがあり、完全再現ともなると全パーツレジンのフルキット…という事になって商品のコンセプトがブレてしまうので、今回の2商品では、出来るだけ少ない箇所のパーツの変更で、最大限フォルムやイメージを再現する事をテーマに造形しています。
■インジェクションキット+レジンパーツ
『アップデートパーツセット』、『宇宙用改造パーツセット』どちらもハッチの開閉やコクピット内のディテールの再現、全身の関節の可動などは、ベースキットをそのまま活かしてあるので、レジン製パーツを組み込んでもバンダイ製インジェクションキットの高いクオリティを楽しんでいただける仕様となっています。
また『アップデートパーツセット』のレジン成形色は、ベースキットに合わせてあるのでゲートやパーティングラインを処理すれば、未塗装で組んだキットに合わせて使う事も可能です。
今回はここまで。次回に続きます。
以上、岬さんによる解説でした。
次回は『アップデートパーツセット』について更に具体的に解説していきます。
『1/20ファッティー アップデートパーツセット』
■素材・仕様 :レジンキャスト製組立キット
■サイズ :1/20スケール
■原型製作 :岬 光彰
『1/20ファッティー 宇宙用改造パーツセット』
■素材・仕様 :レジンキャスト製組立キット
■サイズ :1/20スケール
■原型製作 :岬 光彰
~2月18日(日)のワンダーフェスティバルの当社ブース(5-15-16)にて原型展示致します~
※画像は監修中のものです。
大好評予約受付中!
※ 3月30日受注締切です。宜しくお願い致します!!
K_NAGAMI(永見浩士)
©サンライズ
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。