1/20ラビドリードッグの概要と造形について②

こんにちは!企画・開発担当のK_NAGAMI(永見浩士)です。

前回の腕部に続き、頭部と脚部についての解説です。

(前回「1/20ラビドリードッグの概要と造形について①」はコチラ

今回も原型を手掛けた市野裕己さんに直接解説をしていただきますので、是非御覧ください。


1/20ラビドリードッグの概要と造形について②

文:市野 裕己(ノリモータース)

【頭部について】

ここは最も時間を費やした部位です。
設定画や劇中作画からモデリングしては出力、検証を繰り返して完成させました。

 

当初は、バイザーとドームは以前のストライクドッグと共通パーツとする予定でしたが、最終的に両方とも新規パーツとなりました。

 

【脚部について】

下腿側面はフラットな面デザインになっていますので、ストライクドッグと比べてボリューム負けしないよう工夫しています。
正面から見たラインを微妙な末広がりにして安定感を増しました。
足首の可動軸については左右で内側へ設け、前述の末広がりと相まって可動域を大きくすることができました。

 

そして履帯がついた足ユニットですが、こちらもラビドリードッグの特徴的なパーツのひとつです。
履帯モールドについては、実在の巡航戦車のデザインを参考にしています。

 

側面の三角形状は微妙にアールをつけて、設定画イメージに近づけています。全体に言えることですが、ATは直線で構成されているように見えても、実は曲線だったりして奥が深いです。

 

今回はここまで、次回は背部ミッションパックとオプションパーツについて解説いたします。


以上、市野さんによる頭部と脚部についての解説でした。

さて、今回もメーカー側からの補足などを記しておきたいと思います。

まず頭部についてですが、ここは原型完成直前まで何度も何度も、一番修正を繰り返したところです。
はじめ、顔正面をクローズアップして描かれた設定画をモチーフに市野さんに造っていただいたのですが、出来上がってみると、どうもイメージしていた格好良いラビドリードッグになった気がせず、修正を模索することになりました。
アニメ本編をより深く見返したり、これまで発表されてきた数々のラビドリードッグの立体物を眺めてみたり…。
修正したものをその都度見直し、細かくそして納得するまでブラッシュアップを続けました。
結果、当社としてはこれぞラビドリードッグ!という形になったと思っているのですが…
ファンの皆様にも同様に感じていただけると幸いです。

脚部についても市野さんの解説箇所以外にも、例えば足の甲アーマーのバランス・形状だけでも「これだ!」と感じるまで修正を繰り返していますし、思いつく限り細部まで妥協せず立体化しています。

ストライクドッグの時もそうでしたが、全体のスタイリングから細部まで、デジタル造形によるデータ上でチェックした後、3D出力した実物でのチェック、更に一度出来上がってもまだ良く出来るのではないかと時間を置いて見直すことを市野さんとともに繰り返し行い、徹底的に取り組みました。 

今回はこのあたりで…。

次回、

『ラビドリードッグの概要と造形について③』です。

引き続き宜しくお願い致します。

※原型データ画像は監修中のものです。


大好評予約受付中!

バーグラリードッグ【赫奕たる異端Ver.】改造パーツセット

1月31日受注締切!宜しくお願い致します!!

K_NAGAMI(永見 浩士)

©サンライズ

コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。