こんにちは!企画・開発担当のK_NAGAMI(永見浩士)です。
前回の頭部、腕部に続き、胴体と脚部についての解説です。
今回も原型を手掛けた市野裕己さんに直接解説をしていただきますので、是非御覧ください。
1/20ストライクドッグの概要と造形について②
文:市野 裕己(ノリモータース)
【胴体について】
胴体部分については1/20スケール・ビッグサイズということもあり、軽量化のため当初から中空にする予定でした。中空ということは…機内を再現したくなりますよね!当初、担当さんから「内部はオミット」とのオーダーでしたが、遊び心を加えています。
機内両サイドのパネルパーツを用意しましたので、操縦席を市販キットから流用すると、機内も再現できる仕様となっています。
【脚部について】
脚部には悩まされました。前面、背面の設定画のイメージを両立できるよう、ここも修正を重ねて形出しをしています。
そして脚部にも”仕掛け”をしています。往年の1/35ストライクドッグのプラモデルを覚えているでしょうか。下腿のサイドパネルを開けると、内部メカが再現されているというものでした。ここは是非ともリスペクトしたい!と思い、別パーツ化して再現しました。
今回はここまで、次回は背部、武装、DX版用パーツについて解説いたします。
以上、市野さんによる胴体と脚部についての解説でした。
さてストライクドッグの原型製作について、ご覧の通り、原型師の市野さんはデジタル造形ノウハウを駆使して製作しています。製作スタートして間もない頃、まずはギミック等のほとんどないもので、形状の確認・ブラッシュアップを進めます。ある程度出来たところで3Dプリンターにて出力し、立体物でも確認しました。その第一印象は…
デカイ!!
当然、想定していなかったわけではないのですが、実物を目にすると想像以上で圧倒されました。
そこで間延びしないようにという意図と、せっかく一流原型師に手がけていただくので、徹底的にディテールを入れこんだほうが良いかもと思いました。ですが…本製品を購入される方は、絶対に市販の1/20スコープドッグなどと並べられる物を求めていると考え直し、ディテールは不自然にならないレベルでギリギリのところを目指して造形されています。但し、組み上がってしまうとあまり見えなくなるところなどは、手にした方がニヤッとされるように造りこんだものとなっています。
それらのディテールも何となく入れたものではなく、市野さんが解釈を提案し、あるときは監修の場で相談を重ねるなどしながら造形されています。ファンの方ならば、きっとパーツ状態でも存分に楽しめると思いますので、手にした際には是非、直接、確認していただければと思います。宜しくお願いします。
次回
ストライクドッグの概要と造形について③「背部、武装、DX版用パーツについて」
は来週公開予定です。
引き続き宜しくお願い致します。
※原型データ画像は監修中のものです。
K_NAGAMI(永見 浩士)
©サンライズ
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