こんにちは!企画・開発担当のK_NAGAMI(永見浩士)です。
先ごろ発表した1/20ストライクドッグについて、今回より数回に分けて製品概要とこだわりをお伝えしていきたいと思います。
原型を手掛けた市野裕己さんに直接解説をしていただきますので、是非御覧ください。
1/20ストライクドッグの概要と造形について①
文:市野 裕己(ノリモータース)
【頭部について】
頭部形状はTV本編設定画のイメージに近づくよう、何度も修正を重ねた部分です。特に前面メインカメラ&センサーユニットの形状については、実は多くの曲線で構成しています。
この形状を再現するよう拘り、モデリングしています。これに加え、曲線(曲面)を抑えたバージョンのパーツも用意しています。製品には両方とも同梱する事になりましたので、どちらか選ぶことができます。
【腕部について】
腕部のハンドパーツについて、製品企画当初はメカニカルな幻影篇のイメージで進行していました。
しかしながらモデリングしていき、担当さんと打合せているうちに「力強いTV本編設定版も両方欲しいですよね」という事で、追加でモデリングしました。
幻影篇のパーツについてはクローを含め、DX版用のスペシャルパーツとして製品化されます。(ST版、DX版の2種がリリースされる予定です。)
左手のクローはストライクドッグの象徴でもあります。爪が開いて後方へ下がり銃口が露わになるギミックも再現しました。
今回はここまで、次回は脚部・胴体について解説いたします。
以上、市野さんによる頭部と腕部についての解説でした。
さて、せっかくなのでメーカー側の意図、補足なども記しておきたいと思います。
まず製品化にあたっては、市販の1/20スコープドッグ等の横に並べた時に違和感が無いようにしたいと考えました。その範囲内で極力ディテールを増やしつつ(やり過ぎないように)情報量をコントロールし、立体として見ごたえのあるものにと市野さんに発注しています。
また今回ストライクドッグのキット化にあたって、
「ファンがイメージするストライクドッグとは?」
あるいは
「モチーフとするストライクドッグは何にするのか」
ということについて、あらためてじっくりと考えました。そして恐らくファンが一番目にしているストライクドッグのイメージは、設定画のイラストではないかという思いに至りました。そこで特に頭部、カメラ・バイザー部等は正面設定画のストライクドッグをかなり意識して市野さんに造形してもらっています。
また最初に、設定画の柔らかいラインを抑え、センサー部が若干大き目に見えるバイザーも造形されていたのですが、真正面から見た時には、凶悪さについてこちらの方がやや強調されると感じ、市野さんの解説にもある通り、2種類とも入れる事にしました。当然、組み立て後も好みで付替え可能としています。
今回はこのあたりで…。
次回、
ストライクドッグの概要と造形について②「脚部と胴体について」
は来週公開予定です。
引き続き宜しくお願い致します。
※原型データ画像は監修中のものです。
K_NAGAMI(永見 浩士)
©サンライズ
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