初心者でも出来る! 『インゲ・リーマン』彫像風仕上げ~作戦①~

ついに発売となりました、装甲騎兵ボトムズシリーズ「1/20 インゲ・リーマン」。

ボトムズファンなら是非手に入れておきたい製品だけに、普段は模型、ましてやレジンキットなど作ったことなどないという方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、なるべく簡単に、少ない材料で、見栄え良くこのキットを仕上げるためのご案内をしたいと思います。

模型専用の用具はなるべく使わず、最低限の手に入れやすい材料を使って仕上げていますので、製作の参考にしていただければ幸いです。

また、より見栄えのいい仕上がりにするためのTips(秘訣や裏技)もご紹介しています。それでは早速製作にかかりましょう!

1) キット内容の確認

まず始めにしておきたいのはキット内容の確認。パーツが全部そろっているか、破損しているものはないかなど、最初に確認しておきましょう。

パーツの確認は説明書のパーツリストと照らし合わせて行います。このキットの場合パーツ数7パーツと手軽に組める数なので確認も簡単です。もしパーツが足りない場合は当社までご連絡下さい。

そして、製作に必要な最低限の道具がこちら。
カッター、瞬間接着剤、綿棒、スチールウールです。これらは全て100円均一ショップで購入したもの。
これに加えて最低限の模型用塗料と溶剤を使いますが、それは後ほどご紹介します。

 

2)パーツの整形
まず最初に行うのは各パーツの整形です。
レジンキットの場合、バリ(パーツ整形のおりに生じる余計な出っ張り)やゲート(樹脂を注いだ跡)、パーティングライン(型の合わせ目に生じるわずかな段差)などを均一にしておくことで、より美しい仕上がりを得ることができます。

写真左の襟のあたりにあるのが“バリ”。写真右の太もも横に見えるのがパーティングライン。

バリはカッターなどで切り取った後、刃を立ててこそげ取るカンナのような使い方をすることで処理することができます。パーティングラインも同じように均していきます。

◆Tips

最初の写真では普通のカッターを使用していますが、刃先の細いデザインナイフを使用すると小回りが効いて処理しやすくなります。デザインナイフは、ネットショップや文房具店などで入手できます。

続いてはゲート跡の処理。成型時に樹脂を注いだ跡です。こういった部分はカッターで処理しても良いのですが、ニッパーがあると楽に処理できます。

写真はwaveのHGファインニッパーゲートカット用という模型用のニッパー。カッターだと慎重に処理しなければならないところを簡単にきれいにすることができます。

鞭のパーツですが、このように細く繊細なパーツの処理は鉄ヤスリがあると便利です。手元になければ爪やすりなどでも代用できます。

レジンキットを製作する場合、成型の都合上、パーツの表面に気泡の穴があることがあります。
このキットの場合、非常にきれいにパーツが成型されているのでほとんど無いのですが、一箇所だけ襟部分のバリを削り取ったあとに気泡が出てしまいました。

そんなときに便利なのが肌色のパテ。

写真はガイアノーツの瞬間カラーパテフレッシュ
粘度が高めの瞬間接着剤剤を肌色に着色したものなのですが、爪楊枝の先につけて気泡に塗りこめただけで、写真右の赤丸の中のように、ほとんど目立つことなく処理することができます。

これでパーツ処理の最初のステップは終了です。

実はこの工程が最も手間と時間がかかる部分です。あせらず丁寧に処理しておくと後の仕上がりに差が出ますので気長に楽しみながら作業してください。

※続きは明日(6月23日)に公開します!

 

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